2010年 10月 29日
川上村の自然とロマンに感動
一日目はあいにくの雨模様。紅葉も今ひとつでしたが、一日目の午後
開催された、村長の講演「川上村の過去、現在、未来」をたっぷり聞くこ
とができて、豊かな時間を過ごすことができました。
「年収2400万円の農家」・・・経営難の多くの農家が聞いたらうらやま
しいようなキャッチフレーズの高原野菜作りが成功した農村川上村です
が、国のリゾート法などの土地開発に踊らされず、村政が高原野菜と
林業を柱にした農業を、村の財政と村民の生活基盤を支える産業として、
一貫して貫いてきた先見性が作り上げたものだと思います。
いま、年収2400万円が一人歩きしていることに、村長は危惧を感じてい
るようです。収入の競い合いになり、村民のむすびつきが薄れるのではと・・
そんな中で、福祉と教育、文化を重点にする村作りを進める「小さくても輝く
川上村」の村政に学ぶところは大きいと、つくづく感じました。
診療所の医師は2名に増え、訪問看護ステーションもつくられていました。
在宅でターミナルケアが受けられ、最後を家庭で看取ることができるような
地域医療を行っていることを、村長は誇らしげに語っていました。
医療のあり方、介護のあり方について深く考えさせられた視察でした。
by ryuko212
| 2010-10-29 17:28