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学校図書室の充実を

 このごろ、学校の図書室の役割が気になっています。

きっかけは、「町田の学校図書館を考える会」の昨年末の講座に

出席したからでした。

 それまでは、学校の図書室の存在は重要で蔵書の充実や利用し

やすい環境整備は必要だと漠然と感じていました。

 図書室の整備については、図書ボランティアの方を中心に整理

整頓されていると思っていましたし、実際にどこの学校の図書館

も展示やほんの配列が工夫され、子どもたちが図書室でじっくり

本に触れられるような工夫がされています。実際に町田の小中学

校の図書ボランティアの方の多くは司書資格を持ち、勉強もされ、

ボランティアのわずかな報酬では申し訳ないほどの仕事をしてい

ただいています。

 でも学校図書室(館)の役割はそれだけではなく、子どもたち

が本に触れ、読書に親しむだけでなく、学習や趣味で知りたいこ

とを自分の力で資料を探し、調べる力を養うことができるように

することです。子どもが調べるときに何を見ればいいのか、提示

し、アドバイスするのが図書館司書の大きな仕事です。

 それと、先生たちがより深く子どもたちに学習内容を教える

ための資料提供なども、行えるのです。授業で使いたいものを

司書の方に頼んでそろえてもらうことも出来ます。このような

機能が発揮できれば、どれだけ学習を豊かに広げることが出来

るでしょう。新採の先生たちにとっても、力強い助っ人になるで

しょう。町田市では、本来あるべきと図書館司書の機能を認めず、

単に図書室の整理整頓と貸し出しを行うだけの役割としか考えて

いないために、他の学校ボランティアと横並びで位置づけている

のでしょう。何とか、そこを突破させたいものです。
by ryuko212 | 2011-02-18 00:41