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ほのぼの光景

 市役所の1階で久々にランチを食べました。三橋圀民氏の作品「FAIVESUTONE」

のモニュメントと、のんびり歩いていく人を眺めながら食事をしていると、ふと目に入った

親子連れ。若いパパと4歳くらいの男の子。二人並んで池のふちに腰かけています。

 見ると男の子は泣いて抗議している様子。(声は全く聞こえません)一生懸命泣きながら

何かを訴えています。そのうちこぶしを握り締めて、自分の桃をたたきながら地団太を踏

んで、お父さんに向かって訴えています。

 そのパパらしい若い男性はあわてず、怒るでもなく、無視するでもなく訴える男の子をし

っかり見つめて何か語りかけている様子。でも男の子は耳を貸さず、ついにお父さんに

背を向けてなお泣き続けています。

 その間10分以上、根気強く耳を傾けている若いパパに感心しながら、こちらも目をそ

らしてバスから降りる人をしばらくながめて視線を戻すと、男の子は泣き止んで、パパに

に抱き着いています。パパが抱き上げてでんぐり返しをしてあげるともう満面の笑顔で

そのあと二人でじゃれあいながら市役所前の前庭を追いかけっこ。

 こちらまでうれしくなってしまいました。温かい光景に本当に気持ちが癒され、男の子

がきっと素敵な子に成長するだろうな…なんてにんまりしたり、こんな風にゆったり子育

てしてきただろうかとわが身を反省したり…。

  将来こんな子どもたちが戦闘地域でいのちがけで戦うような国にさせてはならないと

いうことも改めて考えさせられました。
by ryuko212 | 2015-06-01 14:01