2010年 06月 14日
市民病院の分娩料が値上げに
の審査が行われました。予算や条例は少なくてわずか4議案、あとは行政
報告が主な議案でしたが、「赤ちゃんから墓場まで」料金値上げの条例改正
がかかりました。一つは、「葬具使用条例」の改正で、葬儀に使う葬具を引き
上げるものです。近隣周辺自治体(区民葬)との整合性と、民間業者を圧迫
しないためという理由ですが、少しでも安くお葬式を行わなければならない
市民のくらしへの配慮がなされたのでしょうか。
いま、直奏(直接火葬場で営む簡易な葬儀)で行う方が増えているといい
ます。委員会でも南多摩斎場で、直奏を営まれた方が84人だそうです。
人生の最後を飾るセレモニーである葬儀を、少ない予算でも行えるように
市の葬祭事業の役割は重大です。民間に委託して行う「区民葬」の半額
程度をめどに、使用料が定められていくとしたら許せない問題です。
また今回は市民病院の分娩介助料も、大幅に値上げされる条例改正
が提出され、これも近隣自治体や民間との料金の整合性を図ることが
値上げの理由です。
夜中や休日の出産では、国保の出産一時金では4万円近く不足する
ことになります。
お葬式も出産も、値上げの提案。市民や利用者の声には耳を貸さな
い、経営性優先の町田市の方向性に危惧を感じます。
by ryuko212
| 2010-06-14 17:05