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09年決算の審査で

 9月議会は6週間の長丁場です。

通常の9月補正予算と条例改正のほかに、前年度の決算を認定する

審査が行われるためです。

 各会派から10人の決算委員が、市長から出された前年度決算をチェ

ックします。毎年、日本共産党からは決算委員が一人、予算は5人で

委員会ごとに分担できますが、決算はそうはいかず、1年分の全委員会

の収入がどこからどれだけ入ったのか、それがどんな事業にいくら使わ

れたのか、使われなかったのか、お金の流れを見なければなりません。

 これが結構大変です。

09年度は、リーマンショックの影響で金融不況が長引き、中小企業の

経営や雇用は深刻でした。町田市には、税収減という形で現れ、当初予

算よりも、8億6千万円も減ってしまったのです。

 不足分を補うために、借金(市債)を増やして、穴を埋めました。

一方で09年度は、新潮社建設の契約を120億円あまりで、鹿島建設と

締結しました。Jリーグ入りを目指す町田ゼルビアのホームグラウンドと

して、野津田陸上競技場を使用させることを決めて、照明灯設置のため

に6億円余り使いました。今後大きな支出が見込まれる、唐木田からの

小田急線延伸のための調査に2000万円を使い、相模原と共同で進め

ました。 大勢の人を町田に呼び込む、中心市街地活性化事業も調査な

どを中心に進められました。

一方で、市民病院は、医師不足の解消や安定した経営を支えるための

繰入金を減らし、入院前渡し金制度を作ったり、診療単価を引き上げて、

採算性を優先に運営されました。

 官から民への掛け声で、市の施設が民間企業に管理運営がまかせて、

不正な使用が明らかにもなりました。

 やはり、2009年度の決算は認められそうにありません。


 
by ryuko212 | 2010-09-29 23:47