2011年 11月 27日
後期高齢者広域連合議会 陳情4件提出 その2
険料の引き上げを求めるもの、保険料値上げ中止を求めること、短期証の発
行をやめることなど、同趣旨のものでした。その賛成討論を、当日は要点を
絞ったため、読むことができなかったので、そのまま記録しておきます。
「陳情5から8号に対する賛成討論をおこないます。
これらの陳情はいずれも、高齢者の保険料の負担の重さを軽減するために、
保険料の引き下げを求め、その財源として国や都の財政支援を求める内容です。
二年ごとに行われる保険料見直しで、ほとんどの人が医療保険料値上げになっ
ています。広域連合の資料によると、09年から11年までの3年間で平均71641
円も所得が落ち込んでいます。それだけ、生活のたいへんな人が増えているので
す。高齢者は貯蓄を持っていて、豊かだといわれますが、それはほんの一部で、高
齢になるほど貧困率が高くなり、65歳以上高齢単身者にあっては、52%を越える
ことが厚労省調査でも明らかです。特に東京のような都会は単身の低所得の高齢者
が増えていきます。知り合いに単身の高齢女性が一日の食費を1000円以内に決め、
通院も減らしているという方が居ますが、1円、10円をやりくりしているのです。
このような所帯には、保険料が16%も上がることに対応できません。
陳情5・6号は保険料の引き下げを、8号では引き上げの中止を求めるものですが、
いずれも高齢者の切実な生活実態から出された要望であり、採択されるべきと考え
ます。そして、当然のことながら、保険料を下げるための財源として、国・都、区
市町村の財政的支援は必要であり、議会としてもこの陳情を採択して、国や都に対
しての意思を表明すべきだと考えるものです。賛成討論といたします。以上」
残念ながら、この陳情は4本とも反対多数で否決されてしまいました。
by ryuko212
| 2011-11-27 14:15