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町田保育園に民間企業参入

 先日市議会文教社会常任委員会と、町田市保育園協会との

懇談が行われました。

 そこで問題になったのが、保育園の4,5歳児の定員割れが生

まれていること、保護者が認めない軽度発達障がい児や注意欠

陥多動障がい児についての保護者の認識を深め、保育について

の町田市の役割について、最後に9月中旬公表された20年期間

限定型保育園に民間企業が選ばれたことが話題になりました。

 子育てを町田の認可保育園で助けてもらった私にとっても、本当

にショックなニュースでした。

 町田市は昔から公立保育園が少なく、社会福祉法人が経営する

認可保育園が保育の必要な家庭の支えとなってきました。

 それぞれの保育園が保育の理想を掲げて、家庭も育てながら

多くの子どもを育ててきたと思います。保育園の経営は利益を生む

ためでなく、子どもを健やかに育てることを一番の目的として、営ま

れています。ところが、企業が参入することは保育の目的が利益を

でえきるだけ大きくすることが目的になります。

 保育を行う保母さんもベテランの人と新人の若い保母さんとでは、

子どもや保護者への対応で違います。子どもの反応も違います。

その姿を見ながら新人の保保育士さんは育ち、経験を積み重ねて

ベテランの保育士になっていき、子どもや保護者の信頼が増してい

きます。こどもを育てるのは人です。その人をどれだけ育てられるか、

認可保育園は苦しい経営の中で一番苦心していると思います。

 もうけを上げるには人にかかる経費を少なくすること・・・・。そのた

めには新人の若い人を増やし、ベテランを減らすことです。

 町田が選定した企業もそのことに徹しているそうです。毎年たくさんの

新人を採用する、その分経験者が減らされていることになりませんか。

どのような子育てが行われるのか、その企業が経営する他の地域の保

育園をしっかり見て選定するべきです。

 安易に「たくさん保育園を経営しているから大丈夫。」と選んだとすれば

大変なことになります。町田の子育てを担ってきた社会福祉法人の園長

さんたちのお話をお聞きしながら、親権に考えなければとあらためて思い

ました。
by ryuko212 | 2012-09-30 22:28