2013年 06月 05日
生活保護改悪衆院通過
みんな、生活。現在でも高い敷居をこの間の生活保護をめぐるバッシングや
国会での議論は生活保護を受けることから国民を遠ざけています。
本当に必要な人が、罪悪感や世間体を気にして受けられないような状況
がさらに加速しているのです。
実際、夫婦2人暮らしで夫さんが介護度5になり、老々介護が限界なのに、
世帯分離すると奥さんが生活保護を受けなければ生活できなくなるため、
施設入所の決断がつかない相談を受けました。 奥さんの年金だけではと
ても生活できないのに、生活保護を受けたくないというのです。その要因は
生活保護を受けることが恥ずかしいことだという社会の見方にあるのではな
いでしょうか。
資格がある人が当然の権利として受け取るという状況は今でもほど遠く、
本来もらうべき対象者の2割程度しか受けていない日本の生活保護の実
態に表れています。
今回の保護法の改悪は、書類の提出や親子兄弟など家族の扶養義務も
盛り込まれていて、今まで以上にハードルが高くなっています。
多くの必要な人が最低限度の命綱をつかむことができない。
こんなことは絶対に許してはなりません。そんな社会は生存権が名ばかりにな
って、年金暮らしや労働者にとっても暮らしにくい社会になってしまいます。
by ryuko212
| 2013-06-05 02:43