2015年 10月 28日
町田国保・医療をよくする会再開
国の国保制度改定の内容や動向を学ぶために、中央委員会社会保障担当
の政策委員である、谷本さんに講師を頼み、学習会を開きました。 いつも
ながらの弁舌さわやかな語り口で、国保の広域化の内容について、わかり
やすく説明していただきました。
1984年の制度改定以来、国の動向にほんろうされた地方自治体。今回
の国保の都道府県化も、、市区町村が期待したような仕事の軽減化は図ら
れず、結局はこれまで通りの仕事に党y教徒が口を挟み、指導軽減を持つだ
けになるのですから、たまったものではありません。
地方自治体も市長会などを通じて「国の応分の負担」を求めていると聞いて
心強く思いました。しかし、町田市は国に対して求めることを脇において、赤字
補てん分を、被保険者に求めようとしています。
市の赤字繰り入れ10%を超える総額12億円を保険料に上乗せする提案で、
しかも子どもから高齢者まで一人あたりの均等割りも値上げする計画です。頭
割りで1万1千円の値上げで、所得や家族構成によってはそれ以上の値上げ
になります。国保制度に加入している人は、自営や農家、非正規、無職(年金
者含む)などです。以前は自営や農家など、収入が一定ある人が7割でしたが、
今では、無職や非セリ記労働者など所得が低い人が7割になっています。
構造矛盾を抱えた制度として国や都、自治体が支えていかなければなりま
せん。町田市が繰入額を減らすために、行う保険税値上げは、ストレートで
低所得者を直撃することになります。
今回行われる4年ぶりの保険税の大型値上げ計画は、保険税滞納者を増
やしたり、受診抑制を招く可能性もあり、命や健康を守る自治隊としての役割
を後退させるものです。市民のくらしやいのちを守るために、運動をはじめようと
呼びかけて、学習会の54人の参加者が休止していた「国保・医療をよくする会」
を再開することを確認しました。
by ryuko212
| 2015-10-28 16:39